マロン的じっか通信

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zoom RSS 関西人の”普段力”が見たい。

<<   作成日時 : 2010/06/24 13:12   >>

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さて、決戦の金曜日が真近に迫って来た。

侍ブルーという異名を持つ(勝手につけられた)日本代表。
勝利するには戦術などではない”何か”が必要と指揮官が発言すれば
マスコミはこぞって「胆力」的な事を書き立てる。

そりゃ解るよ、精神論好きだものねぇ〜(かく言う私も嫌いではない)。

ただ私も、彼らに比べれば実にチープな経験では有るけれど、学生時代に全国大会出場
という経験を持っている(まったく別の球技だけどね)。

田舎物の”侍”にはとてつもなく大きな舞台で、そこには興奮を超えた何かが有った。

そしてやっぱり、周囲から期待を込めて求められたのは”胆力”的なものだったと思う。

「決してなめられるな」「自分の我を滅しろ」「極限の自己管理が必須」「死ぬ気でぶつかれ」等々

暑い夏の日の戦いだったから当然、生物は食べてはいけないし、水物も厳しく管理されて
差し入れのスイカは床の間の飾りと化して、宿舎では皆連日どこかの僧侶のような面持ちで生活をしていた。

その、同じ宿舎に居たのが関西の代表校だった(確か市立尼崎だったかな?)・・

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連日、隣の広間は「宴会場か?」と思える大盛り上がりで、監督自ら先頭になって馬鹿笑いを
繰り返し、主力選手のお調子者がスイカ丸ごと一気食いみたいな事をやっている。
ただ、そんな風な声が聞こえるだけで、ただのフェイクなんじゃないか?襖を開けたら俺達と
同じ様に”侍”の面持ちで切れ者の姿が有るのではないか?(いやっそうあってほしい)と思って
いた。

彼らとは練習を共にしたが、チームは小粒で決して上手くないし、こわくもない。
戦えば必ず勝てる自信が有ったが、彼らのグループには強い高校が揃っていたし、初戦が強豪高
だったので、早々に予選敗退するだろうと思っていた。

そんな事を思いながらトイレに立って廊下に出ると、隣の広間の襖が開いた・・

スイカを半分にしてくり抜いた物を被っている選手がノコノコト出てきた。
「あっ!お騒がせしてすんませんなぁ〜」

かくして翌日決戦の火蓋は切って落とされ、僕らはコートの中に放たれたヒヨコの様に右往左往を
繰り返し、完膚なきまでに負けた(そこはもう振り返りたくない)。

隣室の彼らはと言えば・・

ひとつ飛ばしたコートで同じく1回戦を戦っている彼らの面構えの何と凛々しかった事。
そこにはカッコだけつけて高楊枝を加えて長屋に住んでいる”侍”ではなく”武士”の姿が有った。

我々は意気消沈しつつも「清々しく去れ」と監督に言われ何とか実行したもんさ・・
そして歓喜に包まれて宿舎に戻ってきた関西の雄を称えるべく俺は”清々しく”声を掛けたわけよ

「初戦突破おめでとう。すごいね、あんなに騒いでいたから、もう試合を諦めているのかと思ってたよ」と
「あぁあれは監督の命令でね、俺達もそりゃ緊張してたけど、緊張を増しても意味ないって」
「あれだけ普段練習してたんだから、その普段の力を出す為に普段どうりにしろって言われてたんだ」と

驚嘆したよ。目から鱗とはこういう事なんだと悟った気がしたもさ

「すごい・・君はいつもスイカを被ってたんだっ」。
「そこか〜い」と見事に突っ込まれて、僕らは笑顔で別れた。

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なにも笑い話がしたいわけじゃないよ。

普段のトレーニングの凄さは、その筋肉の付き方やボールを追うスピードを見れば解る。
その普段の力を出せる事が出来て、初めてその先の未知のエリア(所謂ゾーン)に入って、次のステップ
を踏むのがアスリートの(成長の)在り方だと確信したって事さ。

そして、今回の代表の中心は関西から西の面々だ。
僕は冗談抜きで、彼らの普段力に期待している。

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